2021年の忘年会はお寿司をいただきました。
今回伺ったのは「鮨田なべ」さんです。
JR札幌駅南口から徒歩４〜５分の所にある六花亭ビルの９階にお店はあります。
大将の渡邉さんは、ザ・ウインザーホテル洞爺の立ち上げで寿司店の店主を任され、
その後、「鮨田なべ」をオープンされました。
2012年にはミシュラン三つ星を獲得。
2015年にすすきのから札幌駅近くの六花亭ビルに移転しました。
蝦夷前と江戸前を味わえるとのことで楽しみに伺いました。
六花亭ビル
六花亭ビル。
とても綺麗な清潔感のあるビルです。
１階と２階は六花亭本店です。
入口横に、縁起物の餅花が飾られていました。
1階は六花亭のショップがあり、
２階は喫茶室があります。
お店は９階にあります。
同じフロアーにはモリエールカフェもあります。
お店
エレベーターを降りて左突き当たりにお店はあります。
立派な高級感のある店構えです。
少し早く到着したのでまだ暖簾はかかっていません。
豪華なお正月のお花が飾られています。
さあ、中へ入りましょう。
カウンター席
店内は広々としていて高級感があり清潔で気持ちの良い空間です。
カウンターの他に半個室もあります。
大きな長いカウンターは吉野ヒノキだそうです。
席は、アクリル板で仕切られています。
予約状況や時間帯、時期にもよると思いますが、
案内された席は、板前さんのはす向かいコーナーでした。
手元が見えにくいのが残念。
もっと早めに予約しないとダメですね。。
おまかせコース
おまかせコースを注文しました。
・前菜
・刺身３種
・一品料理３種
・寿司１０貫
・お椀
・デザート
まずは、瓶ビールで乾杯。
ゆっくりスタートです。
最初に、お料理の写真撮影の許可をいただきました。
前菜
牡蠣
あっさりさっぱりした牡蠣でした。
たこ（余市産）
柔らかくほの甘く味わい深い桜煮です。
ここでお酒を。
碧雲蔵「吟風」純米吟醸
京都「清課堂」の錫のちろりが素敵です。
刺身三種
天然帆立
非常に甘く程よい貝柱の弾力を感じます。
あじ（九州長崎産）
肉厚で脂がのっています。
一番最初に出された牡蠣が刺身３種の一つかな。
一品料理三種
白子
焼くことでより一層味が濃くなって甘みが増します。
鵡川産のししゃも、たたみいわし、べったら漬け
ししゃもの焼き具合が抜群です。ふくよかな味わい。
お酒がすすみます。
蟹茶碗蒸し
中に入っているズワイガニが美味しい。
上にかかった餡の風味が少々強い。
お酒を追加注文。
十一州 純米大吟醸
ビール
寿司１０貫
ガリ
スライスして出してくれます。
見た目も味も美しいガリです。
箸休めに…と、思いつつ、
美味しいのですぐ食べ終わってしまいました。
平目（小樽産）
昆布締めされています。
釣りきんき（網走産）
程よい脂の甘みと旨み。
延縄漁法なので魚の体を傷つけることなく捕ることができ、
鮮度、味が抜群だそうです。
特に網走の釣りきんきは格別とのこと。
ブランドきんきです。
鮪づけ（江戸前）
軽く漬けになっています。
小肌（江戸前）
柔らかなお味でいい塩梅。
お酒追加注文
北斗随想 純米吟醸
つぶ貝（襟裳産）
程よい歯ごたえと甘みを楽しめます。
やりいか（函館産）
塩とすだちで。
イカの歯ごたえを損ねない程度に包丁が入っているので食べやすい。
いくら（日高地方）
皮は薄く上品な味付け。
控えめなこぼれいくら〜
うに（根室産）
この時期にこれだけ甘いうには貴重です。
毎年、６〜７月に積丹にうにを食べに行きますが、
最盛期のうにと遜色ないくらい甘いです。
ムラサキウニなので若干の水っぽさはありますが、
それが良い口どけとなってトロけます。
昆布塩がアクセント。
穴子（江戸前）
ふわっと軽く噛まずになくなります。ツメも上品。
にぎり、終わりです。
あれ？９貫？。
お椀
なめこととろろ昆布。
だしが濃く美味しい。
厚焼き玉子
もしかして、１０貫目は厚焼き玉子かな。
おそらく、お酒を楽しんでいたので、
気を利かせてくださったのかもしれません。
追加注文
車えび（江戸前）
お店の最後の一つの車えび。
他のお客さんも注文していましたが品切れです。
スミマセン美味しくいただきました。
山わさび巻き
擦りたての山わさびと鰹節。
山わさび多め。
非常に辛かったですが好きなので満足です。
自家製デザート
和三盆のクレームブリュレ
フルーツアイスクリーム
デザートは、珍味に変えることができます。
＜珍味＞
・からすみ
・たたみいわし
・いばらがに内子
・あぶらがに内子
・くちこ
・ホタルイカ素干し
・鮭 寒仕込み
・いくら小鉢
和三盆のクレームブリュレ
甘さ上品でなめらかな口どけ。
ほうじ茶
ラフランスコンポート、ラフランスのアイスクリーム、オレンジ
ごちそうさまでした。
お化粧室
美しい通路です。
「お客様へのお願い」がありました。
香りの強い香水等はお控えくださいとのことです。
入店を遠慮していただく場合があるようなので注意ですね。
香水はもちろんですが、時計を外して行ったりとか、
スマホはカウンターに置かないなどの心配りは素敵なマナーですね。
まとめ
夫婦二人の忘年会で伺いました。
お酒をいただくのでつまみも楽しめるお店を選びがちなんですが、
札幌のお寿司屋さんでおつまみが充実している好きなお店は円山にある「宮川」さんですが、
（写真がないのでブログにはアップしていません）
今回の「田なべ」さんもおつまみが充実していました。
高級感のある上質な店内は広々としていて気持ちがよく、
ゆっくり食事とお酒を楽しむことができました。
北海道産の旬の魚を美味しくいただけて、江戸前も楽しむことができましたが、
少しメリハリに欠ける印象で芽ネギとすだちを使ったものが多い気がしました。
シャリはかためでしばらく口に残りました。
ししゃもの焼き物は抜群でした。
香ばしく美しい黄金色の焼き目に身はふっくら柔らかでした。
鵡川のししゃもは時期になると買いに行くこともありますが、
家の魚焼きグリルではこうはいきません。
お寿司は、小肌が柔らかな味で塩梅よく印象に残りました。
フロアの接客は、みなさん笑顔で丁寧でした。
６名掛けの半個室が２室ありましたので、数人で訪れるのも良さそうです。
質の高い上品な空間で、酒器や器にもこだわりがあるお店なので、
特に女性に好まれそうです。
お料理の写真を撮らせていただきありがとうございました。
ごちそうさまでした。
