お店は、コロナ対策で通常より人数制限されていました。
カウンター席にはアクリル板が設置されていて、隣のお客さんとの距離も離れているので安心して食事ができました。
金寿司は、1934年創業の老舗のお寿司屋さんです。
今年で86年の歴史のあるお店です。
金寿司は、お寿司が美味しいのはもちろんのこと、なんと言っても上質なお寿司が、
価格控えめでいただけることで有名な大人気店です。
夏の金寿司さんの記事もよろしかったらご覧ください。
金寿司お店の外観
お店は、繁華街から少し離れている場所にあります。
サッポロファクトリーの近くです。
金寿司の白いロゴが紺地の暖簾に映えて素敵です。
コロナ禍の現在は、予約のみの対応をされています。
店内の様子
外の趣がある引き戸。
外の引き戸を開けて中へ入ると、さらに店内へのドアがあります。
ここでコートを脱いで店内へ。
コロナ対策のアルコールが設置されています。
盛り塩。
清い空間です。
ガラスの向こうにお花が生けられています。
テーブル席の奥に小上がりがあります。
金寿司メニュー
お寿司のメニュー
【にぎり】 梅 ７カン・巻物 1,500円
竹 ７カン・巻物 2,000円
松 ８カン・巻物 2,500円
福 10カン 3,500円
【おまかせ寿司】 12カン 4,000円
16カン 5,500円
お持ち帰りメニュー
【にぎり折詰】 梅 ７カン・巻物 1,600円
竹 ７カン・巻物 2,100円
松 ８カン・巻物 2,600円
福 １０カン 3,600円
【太巻折詰】 １本 1,500円
【のり巻き折詰】 太巻き３個・細巻２本 1,000円
【鉄火巻折詰】 ４本 2,100円
など
折詰いいですね！
のり巻きも美味しそうです。
飲み物のメニュー
まずは、瓶ビールで静かに乾杯。
瓶ビールは、サッポロラガービール「赤星」です。
ビール好きの間では、「赤星」と愛称で呼ばれています。
「赤星」はサッポロビールの前身の「開拓使麦酒醸造所」から明治10年に発売されました。
現存する日本最古のビールブランドなんです。
希少性が高く、知る人ぞ知るビールとも言われています。
熱処理ビールならではの味わいとコクとキレと苦味のバランスが良いビールです。
ビール好きの方に「金寿司」さんの瓶ビールは「赤星」だと教えたら喜ばれると思います。
カウンターの感じ。
席にはアクリル板が設置されていて、お隣さんとの距離も離れているので安心です。
塩漬けのガリ
ガリ２種。
左側が塩漬けのガリで、右側が甘酢漬けのガリ。
初めて塩漬けのガリをいただきました。
シャキッとした歯ごたえと塩味と生姜の辛味と風味の塩梅が良く美味しい。
私たちがすごい速さでガリを食べてしまうものだから、
お代わりのガリを何度も盛ってくださいました。
おかげでお酒がすすみます。
おまかせ寿司16カン
鮃（ひらめ）
塩がふってありますので、そのままいただきます。
熟成されすぎずフレッシュな食感と旨味を味わえます。
すだちの香りがアクセント。
鯛
皮は軽く炙ってあって見た目にも美しく味わい深い。
北寄貝
軽く網焼きされているので香ばしい。
お酒がすすみます。
お酒は、國稀北海鬼ころし。
帆立
貝柱の繊維が美しい。
繊維の食感も甘みも楽しめます。
包丁ではなく、手で縦に割くことによって繊維が立ち食感が活かされます。
中トロ
側面を炙ってあります。
ネタとシャリとの間に、細かく千切りにした大根の醤油たまり漬けが入っています。
中トロの上品な油と炙りの香ばしさ、大根の醤油たまり漬けが良いアクセントになっていて、
バランスが大変良い。
平政（ひらまさ）
中トロの後の平政。
さっぱりといただけます。
にごり酒
國稀北海にごり酒
つぶ貝
つぶ貝の食感を損なわない程度に切れ込みが施され食べやすい。
コリコリっとした食感と貝の繊細な甘み。
ずわい蟹
大ぶりの身。
身がしっとりとしていて、ほのかな甘みと風味が良い。
漬け鮪
ちょうど良い塩梅の漬け。
さっと軽く外側だけ炙られています。（湯煎かもしれません）
鰹
塩でいただきます。
お店で炙っています。
蛸
程よい柔らかさ。旨味が濃い蛸です。
鯵
ネタとシャリの間に浅葱が入っています。
鯵の身の弾力と歯ごたえを味わえます。
しめ鯖
浅く締められた鯖に、昆布のまろやかさがプラスされバランスが良い。
いくら
程よい漬けのいくら。いくら本来の旨味が存分に味わえます。
雲丹
軍艦巻きではないので、純粋に雲丹とシャリを楽しめます。
シャリに雲丹がのっているのではなく、シャリで雲丹をにぎっている感じです。
生ビール。
お酒がすすみます。
甘海老と海老味噌の塩辛
金寿司名物です。
甘海老のにぎりと、具のない軍艦に海老味噌の塩辛がかかっています。
にぎりを食べた後のお皿に残った海老味噌の塩辛を、軍艦で絡めとっていただきます。
甘海老の味噌のコクと旨味が広がります。
お皿の海老味噌を軍艦で綺麗に拭います。
甘海老の味噌の塩辛を余すことなく味わえます。
烏賊の三升漬け
海老アレルギーの夫は、金寿司名物の「甘海老と海老味噌の塩辛」は残念ながらいただけず。
ここで１６カン終了です。
ネタケースの美味しそうな干瓢。
追加で、締めにいただきました。
干瓢巻
柔らかすぎず程よい食感と上品な味付け。
干瓢は地味な食材と思われがちですが、味付けや戻し方、煮付ける時間によって違いが出る食材だと思います。
干瓢巻はお店の個性がよく出ると思います。
シャリと干瓢と海苔の風味がおいしい。巻物ってほっとします。
軍艦や巻物の海苔が美味しい。
風味良く歯切れが良く海苔そのものが美味しい。
お手洗い
お店奥の右側がお手洗いです。
古い造りですが清潔です。
アルコールスプレーが置いてあります。
お店の水は、アルカリイオン水を使用されています。
お会計
お会計は、二人で約15,500円でした。
【注文内容】
・おまかせにぎり16カン×２
・干瓢巻
・生ビール、ビール中瓶、國稀北海鬼ころし×２、にごり酒
カード払いできます。
VISA、Diners、JCB、AMEX、Master
＊電子マネーは使えません
まとめ
一つ一つのお寿司が美しく丁寧な仕事がされていてどのネタも美味しくいただけました。
それぞれのネタの個性を生かしつつ、風味と食感、旨味が存分に引き出されています。
お米の粒と粒の間に空気の隙間があるような軽やかで繊細なシャリは、
箸でつまむ時はまとまっていて決して崩れることはなく、口に入れるとはらりとほどけます。
シャリについては好みがあると思いますが、口に残る感じがしました。
お米の粒にひびが入っている感じがあり、角とざらつきを感じました。
ネタやにぎりに施された技術が高く満足するお寿司でしたので、
余計にお米の質が強調されて感じたのかもしれません。
お酒は一種類のみなので選ぶ楽しみはありませんが、
國稀北海鬼ころしはお寿司の邪魔をしないので美味しくいただけました。
これだけいただいて二人で約15,000円は大満足です。
折詰があるので持ち帰りの利用も良さそうです。
現在は、事前予約が必要です。
人気店ですが、コロナ禍で以前より席が取りやすいようですので、
電話で聞いてみると事前でも空いている可能性があります。
（私たちは３週間前に予約をしました）
札幌で質が良く価格控えめなコストパフォーマンスが良いお寿司をいただくなら、
「金寿司」さんがおすすめです。
コロナ対策されているお店で、静かに美味しいお寿司を楽しんではいかがですか。
よろしかったら『金寿司 夏』もご覧ください。
